胆管がんを防止する

胆管がんは、胆道がんの1種です。肝臓で作られた胆汁が十二指腸まで届く時に通る総ての経路のことを胆道と言います。その胆道の中でも胆汁の通路が胆管です。その胆管にがんが発生すると胆管がんと呼ばれます。そして胆汁を一時貯蔵する機能を持つのが胆のうであり、胆のうにがんが発生すると胆のうがんと呼ばれます。胆管がんと胆のうがんを総称して、胆道がんと言います。
胆管がんと胆のうがんは早期発見が難しいため、消化器系のがんの中でも治療が難しいがんだとされています。胆道は重要な臓器や血管と隣り合っているため、転移がしやすいがんだと言えます。胆道がんとなる原因はいくつかあります。その原因として食生活の偏りが考えられます。野菜不足やジャンクフードやスナック菓子などの高脂肪高エネルギーの食事を摂ると、胆道がんになるリスクが高まると言われています。また、身長から適正な体重を割り出すBMI数値によれば、肥満の人は胆道がんになる可能性が通常の人より高いとされています。胆石未経験者に比べ、胆石経験者は胆道がんになる可能性が高いという傾向があるため、注意が必要です。
胆管がんや胆のうがんといった胆道がんを予防するためには、適度な食事量を規則正しく摂ることが大切でしょう。また、高脂肪食にならないように油物を控え、野菜や海藻類、魚介類などを積極的に食べるように心がけることです。また肥満も原因の一因となるため、ウォーキングやジョギングなど適度な運動を日常生活に取り入れるように意識すると良いでしょう。